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私たちの目指すもの

子どもの心のさけび、願いに真摯に向き合い、子ども達の小さな心の動きを拾い集めながら、保育を実践しています。また、どんなにだだこねをしても辛抱強く受け止め、身体が「心地よさ」を感じるまでつきあっています。

子ども達を抱きしめる、小さな体はもちろん、思いも感情もぜんぶ抱きしめる。小さいときの思い出はあまり残りませんが、あたたかい胸の中や膝の上でおぼえた安心感はいつまでも忘れません。子ども達がいちばんほしいのは、あたたかさとやさしさと、信じてもらえる安心感です。

すべてを包みこんでくれる人、ゆっくりとやさしく流れる時間、あたたかい陽だまりのある場所、そこが心の帰るところです。子ども達の育ちには、無条件に幸福を実感できる関係は欠かせません。大人になってからあの子ども時代に戻ってみたいと思えるようなあたたかでやわらかく幸せな時間を子どもと一緒に手づくりしています。

「心の帰るところ」を、もっている子どもは怒りや批判や注文ばかりの人生を歩くことはきっとないと思います。そんな「心の帰るところ」を私たちは目指しています。

子どもとつくる保育です

子どもとつくる保育とは、活動の企画や計画段階に子どもたちが関わっていくことですが、すべて子どもが決めなければならないということではありません。

大事なことは、子どもの声に耳を傾け、子どものつぶやきをひろったりしながら、子どもが興味・関心をもっていることや、やってみたいと思っていることに合致した活動が展開されるということです。

保育者が立てた目標に迫らせる保育ではなく、子どもの発想や興味を大事にし、関心や要求をふくらませています。

子どもたちが探求したくなるような魅力的なテーマ・題材なのか、本当に子どもたちのやりたいことになっているのかの吟味をしていきます。私たち保育者が企画した活動に子どもたちが主体的に参加する場合もあります。しかし、次第に、子どもたちが自己決定したり提案したりする範囲が広がっていくことを目標にしています。

森の魅力

自然の中だからこそ育つことがたくさんあります。
  • 自分を支える自己肯定感が育ちます。

    自然の中では、全ての子どもに主役になるチャンスがあります。他の子どもと比べたり競争するのではなく、それぞれが自由にいろいろなことを試し、考え、教えあうことで、ありのままの自分や友達を受け入れることができるようになります。多様な個性を持つ子ども達は育ち方も多様でいいのです。互いの違いを認めあうからこそ、子どもは本来持っている自ら学び成長する力を十分に発揮することができます。自己肯定感が高まれば、どんなことにもトライできる前向きな心が育まれます。

  • 自由な発想力が身につきます。

    たくさんの自然体験を通して五感が研ぎ澄まされ、たくさんの好奇心や創造力があふれ、考える力も育ちます。子どもにとって自然はいつも刺激的。その中で芽生える発想力は、たくましく生きていく力につながります。

  • ミュニケーションが豊かになります。

    自然の中では、さまざまな体験を通して友達と助け合い、励ましあい、ぶつかり合いながら人間関係を学んでいきます。自然保育は、子ども一人ひとりが自分らしくいられる環境を大切にしますから、仲間にもやさしく接することがすることができます。お互いを認め合いながら心地よくコミュニケーションできる力を、遊びを通じて身につけていきます。

  • 健康な身体が育ちます。

    自然の中で走り回ることで身体が鍛えられ、たくましく育ちます。「年長のおにいさん、おねえさんと同じように木登りしたい!」と憧れてちょっと背伸びをしつつ、楽しく努力することで身体能力が着実に向上します。

  • 命や食の大切さを実感します。

    自然の中では、多くの命が生まれ、そして土に帰っていく場面に遭遇します。 自然保育では、農業体験や調理体験も積極的に取り入れています。

  • 春:菜の花、桜にうっとり見とれて歩きます。
  • 夏:鮮やかな緑の木立ちで、蝉取りに夢中です。
  • 秋:赤や黄に色づいた落ち葉を集めます。
  • 冬:冷たい北風に耐えながら、春を待つ木々を見つめます。